色彩計画


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世界に誇れる個性的で魅力的な美しい清水港をつくります。
この計画は「規制」ではありません。 清水港の自然景観と人工景観が調和するように考えられたガイドプランです。          
塗替え前の煙突写真   塗替え後の煙突写真

塗り替え前                    塗り替え後

CONTENTS

 1 「清水港・みなと色彩計画」とは
 2 配色の基本方針
 3 対象範囲及び対象施設
 4 配色の基準とゾーンごとの事例紹介
 5 色の雑学
 6 色彩計画の流れ
 7 色彩計画の特徴
 8 美しい港づくりのはじまり
 9 協議会
10 清水港・みなと色彩計画推進協議会設置要綱
11 受賞歴
12 紹介された雑誌等


1 「清水港・みなと色彩計画」とは
快適性を高める色彩計画
   住む人々にとって…誇りと親しみがもてる景観をつくります。
   働く人々にとって…快適な職場環境をつくります。 
   訪れる人々にとって…楽しい港湾空間をつくります。
活力を高める色彩計画
   港湾機能と景観特性に配慮し、人が大勢集まる賑わいの場をつくります。
個性を高める色彩計画
   将来に向かって世界にアピールできる個性的な港をつくります。
 
★みんなのちからで
   港湾関連企業の方々の理解や協力を得て、市民参加による風景づくりを
   進めます。
☆市民・港湾関連企業のこえ〜アンケート集計結果(平成12年7月実施)
2 配色の基本方針
  • シンボルカラーは住民・企業アンケートから支持のあったアクアブルーとホワイトの2色を設定。
  • 臨港地区内の機能から8つのゾーンに分け、各地区の特性を活かす色彩計画にしました。
  • 企業のCIカラー等で配色計画にない色の使用についてもアクセサリーカラーとしてその使用を認めています。
シンボルカラー 清水港を代表する色。
リードカラーとしてサイン計画やイベント等、清水港にある
施設には、どこかに必ず使用される色。
ベースカラー 屋根や壁面等、広い面積をもち、面的に使用される色。
アクセントカラー 配色全体の中で線的、点的に使用し、アクセントの役割
をもつ色で、デザイン性を高める色。
アクセサリーカラー 企業CIのカラー。アクセントカラーとともに線的、点的に、
できる限り最小限の部位に使用する色。
配色計画
3 対象範囲及び対象施設

対象範囲:清水港全域(臨港地区) 面積約500ヘクタール
対象施設:臨港地区にあるすべての建築物、工作物、設備等を対象としています。

4 配色の基準とゾーンごとの事例紹介



配色計画ゾーンマップ
1.興津・袖師第1埠頭  2.袖師第2埠頭・東燃  3.江尻
4.日の出  5.富士見埠頭  6.貯木場  7.三保  8.真崎
5 色の雑学


色の三属性

  色を統計的に整理し、記号化した「表色系」を使えば、その色がどんな色かを正確にあらわすことができます。

   マンセルの表色系では、ひとつの色を表すために、

色相=その色はどんな色みか。赤いか青いか。

明度=その色はどれくらいの明るさか、暗さか。

彩度=その色はどれくらい鮮やかか、くすんでいるか。

という3つの要素を用い、
色の三属性


と表記する。(読み方:10ビー7の8)

  • 明度は通常1〜9.5まで。数字が大きいほど明るい色になります。明るくなることを「明度が高い」といいます。
  • 彩度は数字が大きいほど鮮やかさを増します。鮮やかなことを「彩度が高い」と言います。
  • 無彩色すなわち彩度0の色は、N1、N9.5のようにN+明度であらわします。


6 色彩計画の流れ


対象範囲内で施設の塗替え等を行う場合は、次のとおり進めてください。

 (1)シンボル的施設の場合
シンボル的施設とは、清水港を代表する施設で、多くの人の目につきやすく、規模の大きなもの (100メートル級の煙突、大規模商業施設、コンテナクレーン等)

  1. 新・増・改築・塗替え等を事務局(静岡市清水港振興課)へ届け出てください。
  2. 静岡市清水港振興課からアドバイザー会議へ連絡します。
  3. 企業にアドバイザー会議から連絡がゆきます。(希望の聴き取り・調整等)
  4. 企業の意向に配慮し、アドバイザー会議が企業とともに色彩計画案を検討し、作成します。
  5. 協議会で計画案を協議します。
  6. 企業と協議会が協力し、色彩計画が決定します。
  7. アドバイザー会議が必要に応じて試し塗りを確認します。
  8. 施工・実施
  9. 完成

 (2)シンボル的施設以外
T 企業案のある場合
企業案をもとに検討します。
  1. 新・増・改築・塗替え等を事務局(静岡市清水港振興課)へ届け出てください。施工の希望等をお聞かせください。その際、写真、立面図など施設がわかる資料をお借りできれば幸いです。
  2. 静岡市清水港振興課からアドバイザー会議へ連絡します。
  3. 企業案について、アドバイザー会議が地区別色彩計画に対応しているか検証し、アドバイスします。
  4. 企業と協議会(アドバイザー会議)が協力し、色彩計画が決定します。
  5. アドバイザー会議が必要に応じ試し塗りを確認します。
  6. 施工・実施
  7. 完成

U 企業案のない場合

色彩計画案を提案します。
  1. 新・増・改築・塗替え等を事務局(静岡市清水港振興課)へ届け出てください。その際、写真、立面図など施設がわかる資料をお借りできれば幸いです。
  2. 静岡市清水港振興課からアドバイザー会議へ連絡します。
  3. アドバイザー会議が色彩計画案を作成し、提案します。
  4. 企業と協議会(アドバイザー会議)が協力し、色彩計画が決定します。
  5. アドバイザー会議が必要に応じ試し塗りを確認します。
  6. 施工・実施
  7. 完成

塗替え等により新しくなる姿を見たい場合

塗替え等の検討をはじめたが、どんな姿になるのか知りたい場合は、CG(コンピューターグラフィックス)によりシミュレーションを行いますので、お気軽に事務局まで御相談ください。(CG作成には1〜2週間かかる場合もあります)


お問い合わせは
事務局:静岡市清水港振興課 TEL 054-221-1203 
又は清水港管理局企画振興課 TEL 054-353-2203
7 色彩計画の特徴


富士山がキーワード

  清水港は富士山や天女伝説で有名な三保の松原を借景にした日本で最も美しい港のひとつです。
  とりわけ「富士山」のもと、多くの市民や事業者がその景観を維持し、修復することを強く感じています。

合意形成システム
  地元企業(臨港地区で業務を営む企業)、市民の代表、行政、学識経験者で構成される協議会によって配色計画の合意形成がはかられています。

計画への地域住民の声の取り入れ
  計画段階から地域住民の意向を把握し、それらを適切に反映させフィードバックできるようなシステムをとっています。

シンボルカラーの設定
  地域の精神的一体感を醸成するシンボルカラー(ポートカラー)が港湾景観の高質化に大きな役割を果たしています。
  なお、シンボルカラーのアクアブルーは市民アンケートにより選定されました。

ランドマークの選定
 
計画にあたっては、地域条件や地域特性から適切なランドマークを選定し、それを拠点として塗替えを行っています。これにより「景観美」に対するインパクトを地域に与え、事業者の美意識の啓発を促すことができます。

企業の独自性に配慮
 
事業主体である地元企業の意向、独自性や個性に十分配慮しています。具体的には企業のCIカラー等に対応すべく配色計画中にアクセサリーカラーという区分を設定し、指定色以外の色の使用も認めています。

補助金制度なし
 
清水港の色彩計画は補助金制度がなく、計画は事業者の自主的な活動により進められています。
  各事業者は「色彩計画」に協力するとともに、ライトアップをしたり、緑化計画を進めたり、景観に配慮した適度な大きさの自社ロゴマークを配置するなど環境形成に対して自らが美しい港づくりに参画していることに誇りを持ち、取り組んでいます。


8 美しい港づくりのはじまり


産業機能優先の港湾時代
  清水港は天女伝説の三保の松原や世界遺産の富士山を借景にした日本を代表する風景をもつ港です。
  しかし、多くの港と同様に、紅白の煙突や老朽化したタンクや倉庫の建ちならび汚く殺伐とした港となっていました。
  昭和63年度(1988年)に清水市が実施した都市の景観形成に伴うアンケート調査では、嫌いな景観に「港」があげられました。これは、港が重厚長大産業を支える基盤として、高度経済成長と共にハード面での整備は著しく進んだものの、市民生活からはかけ離れた存在になってしまったことを意味しています。

レディース・マリンフォーラム
  平成2年度(1990年)にはアメニティに敏感な生活者の代表として、当時、港から最も遠い存在にあった助成により組織された「レディース・マリンフォーラム」から数多くのフレッシュでユニークな提言があり、港に関して「自然景観に調和するような、地域の機能と特性に合った色彩計画の策定」をとの提言がなされ、色彩計画の素案が提案されました。

色彩計画の策定
  平成3年度(1991年)、色彩・景観に関する専門家と地元企業の代表者等により「清水港・みなと色彩計画策定委員会」が組織され、実現性の高い計画を策定することとなりました。
  当計画の策定は、清水港の臨港地区内において既存の施設に使用されている色彩の抽出など色彩を主体に現況を調査し、更に市民・企業のアンケート調査の結果、空・海・富士山といった清水港を取り巻く自然条件等を踏まえ、港全体のシンボルカラーとしてアクアブルーとホワイトを決定し、港内各地域の機能と特徴を分析し、港湾区域内を8つのゾーンに区分し、ゾーンごとのイメージカラーを設定しました。

<策定までのフロー>
策定フロー


9 協議会

清水港・みなと色彩計画推進協議会
  氏名 役職等
会長 田島 學 愛知産業大学名誉教授
副会長 望月 薫 アオキトランス(株)会長
委員 上條紀英 清水建設業協会会長
委員 中山典昭 日本軽金属清水工場長
委員 鈴木與平 鈴与(株)代表取締役社長
委員 濱崎岩雄 自治会連合会会長
委員 東 惠子 東海大学開発工学部教授
委員 山梨清松 (財)静岡総合研究機構理事
委員 藤井 敦 中部地方整備局清水港湾工事事務所長
委員 小嶋善吉 静岡市長
委員 前田克己 静岡県清水港管理局長
委員 岩原雅美 市民代表
委員 渡辺由記乃 市民代表
監事 宮崎總一郎 清和海運(株)代表取締役社長
監事 小松信介 (株)天野回漕店取締役社長



アドバイザー会議
  氏名 役職等
座長 東 惠子 東海大学開発工学部教授
委員 藤浪芳朗 静岡市都市局都市計画部都市計画課
委員 土屋幸夫 静岡市清水港振興課長
委員 木村精治 (有)都市環境デザイン研究所代表取締役
委員 外岡宣紀 (社)日本塗装工業会静岡県支部長
委員 古屋徹之 静岡県土木部港湾整備室港湾環境係長
委員 小林 努 清水港管理局企画振興課長
委員 赤堀 昭 清水港管理局技監兼施設課長


10 清水港・みなと色彩計画推進協議会設置要綱


(設置目的)
第1条 清水港・みなと色彩計画の円滑な実施を図るため、清水港・みなと色彩計画推進協議会(以下「協議会」という。)を設置する。

(所掌事務)
第2条 協議会の所掌事務は、次のとおりとする。
  (1)みなと色彩計画の実施のための企画・調整・協議に関すること。
  (2)その他前号に揚げる事務に必要な事項に関すること。

(事 業)
第3条 協議会は、第1条の目的を達成するため、次の事業を行う。
  (1)みなと色彩計画に関する広報、宣伝
  (2)みなと色彩計画10ヶ年計画の策定
  (3)みなと色彩計画モデル地区の設定及び推進
  (4)個別配色計画の承認
  (5)建築素材、塗装材料等に関する情報収集及び提供
  (6)他計画との調整

(組 織)
第4条 協議会は、別表1に定める者で組織する。
2 協議会に会長1名及び副会長1名を置く。
3 会長及び副会長は委員の互選により選出する。
4 会長は本会を代表し、事業を執行する。
5 会長及び副会長の任期は2年とする。但し、再任を妨げない。

(会 議)
第5条 会長は、協議会を招集し、会務を総括し、会議の議長となる。
2 会長に事故あるときは、副会長がその職務を代行する。
3 会長は、必要があると認めるときは、協議会に委員以外の者の出席を求めることができる。
4 会長は、緊急の必要を認めるとき、各委員に文書で紹介することにより、会議の開催にかえることができる。

(アドバイザー会議)
第6条 協議会にアドバイザー会議を置く。
2 アドバイザー会議の委員は、会長が任命する。
3 アドバイザー会議に座長を置く。
4 アドバイザー会議は会長の指示に応じ、次の業務を行う。
  (1)みなと色彩計画の進行管理
  (2)個別配色計画への助言・立案

(監 事)
第7条 本会議に、監事2名を置く。
2 監事は、会長が任命する。
3 監事の任期は、2年とする。但し、再任を妨げない。

(経 費)
第8条 本会の経費は、負担金及びその他の収入をもって充てる。

(事業年度)
第9条 本会の事業年度は、毎年4月1日に始まり、翌年3月31日に終わるものとする。

(事務局)
第10条 委員会の事務局は、静岡市清水港振興課内に置く。

(その他)
第11条 この要綱に定めるもののほか、協議会の運営に関し必要な事項は、会長が定める。

(付 則)
   この要綱は、平成4年9月22日から施行する。

   この要綱は、平成7年5月12日から施行する。

   この要綱は、平成16年6月9日から施行する。

   この要綱は、平成17年6月22日から施行する。



11 受賞歴



平成11年 県都市景観賞 優秀賞(静岡県)

平成11年 全建賞((社)全日本建設技術協会)

平成13年 中部の未来創造大賞 大賞(中部の未来創造大賞推進協議会(国土交通省中部地方整備局等))
平成15年 水辺のユニバーサルデザイン大賞2003 優秀賞  

平成18年 手づくり郷土賞(地域活動部門) 国土交通省

12 紹介された雑誌等


WAVE (財)港湾空間高度化環境研究センター発行

(財)港湾空間高度化環境研究センターのホームページ http://www.wave.or.jp/

Ports&Harbors 国際港湾協会発行 Ports&Harbors December 2002 vol.47 No.10

国際港湾協会(The International Association of Ports and Harbers) のホームページ http://www.kokusaikouwan.jp/




CONTENTS

 1 「清水港・みなと色彩計画」とは
 2 配色の基本方針
 3 対象範囲及び対象施設
 4 配色の基準とゾーンごとの事例紹介
 5 色の雑学
 6 色彩計画の流れ
 7 色彩計画の特徴
 8 美しい港づくりのはじまり
 9 協議会
10 清水港・みなと色彩計画推進協議会設置要綱
11 受賞歴
12 紹介された雑誌等

 


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